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- 治療の流れ(日帰り手術)
日帰り手術の条件
日帰り手術は全ての方が受けられる治療ではありません。受けられるのは次のような条件を満たした方に限ります。
- 日帰り手術が可能と判断された方
- 手術翌日のご来院が可能な方
- 通院圏内にお住まいで、万が一問題が起きた時にすぐご来院可能な方
- 当院の治療理念と日帰り手術の方針をご理解し、ご納得いただいた方
なお、入院手術を必要とする重篤な方には、信頼できる専門病院をご紹介しています。
日帰り手術前の適応検査手順
- 適応検査の注意事項
- 眼底検査の点眼により検査後4~5時間は光をまぶしく感じます。そのため、お車やバイクの運転ができません。ご来院の際には公共交通機関を利用されるか、ご家族に運転をしてもらっていらしてください。
- 前日のご注意
- 眼圧に影響を与えるため、前日の飲酒は禁止となります。目をしっかり休ませて、早めにご就寝ください。
- コンタクトレンズご使用の方へ
- 角膜がコンタクトレンズの影響を受けているため、それをも元に戻すため、検査前に装用を完全に中止する期間が必要になる場合があります。
1 受付と問診票記入
保険証を持ってご来院いただき、受付にお声掛けください。お渡しした問診票に眼の自覚症状、コンタクトレンズや眼鏡の使用歴、既往症、服用薬の有無などについてご記入いただきます。検査前説明書をお渡ししますので、それをお読みになりながらお待ちいただきます。
2 検査
症状や状態に適切な手術を判断し、その手術が受けられる状態かどうかを調べる検査を行います。初診の一般眼科検査とさらに手術の前に視能訓練士が眼の術前検査を行い、より正確なデータを得ています。
検査項目は疾病や状態により変わってきます。
3 診察
すべての検査結果をもとに、手術を実際に行う眼科専門医が診察して、病気の状態や手術が可能かどうかを判断し、治療方針について患者様に選択肢をお伝えします。わからないことや気になることがございましたら、なんでもお気軽にご質問ください。
4 ご予約
診察後、手術を希望されれば手術申込していただきますが、内科など他の科でご治療中の患者様は主治医の先生にお問い合わせして手術時に注意が必要かをチェックして頂いております。またご健康で他科治療をされていない方も検診を受けていただく場合があります。緊急性の高い場合を除き、手術は十分にご納得されてからとなりますので、当日慌てて決める必要はありません。
5 術前説明
当院では、手術を受けていただく患者様にお渡しする専用のパンフレットを作成しております。そのパンフレットを基に医師より詳細な手術の内容の説明を受けていただきます。また、看護師より手術前後の詳しい説明を丁寧に行うようにしております。
手術当日や手術後の注意点、手術後の見え方、手術の費用や保険についてなどご不明な点はご遠慮なくご質問ください。
手術の流れ
- 手術当日までの注意事項
- 術前に使用するお薬はあらかじめ説明した通り使用を開始してください。
他科からのお薬は原則そのままお使いいただきます。自己判断で中止変更しないでください。
手術当日まで体調を整えておいてください。 - 手術当日の注意事項
- 当日お化粧はできません。また術眼はコンタクトレンズをしないようにしてください。
車、バイク、自転車を運転されてご帰宅することができません。そのためご来院の際には公共交通機関を利用されるか、ご家族が運転される車でおいでください。
1 受付
まずは受付にお声掛けください。その後、血圧を測って手術を受けられるか体調確認を行います。
2 手術前
手術前室で点眼麻酔、散瞳剤(さんどうざい:瞳孔を広げる薬)点眼を行います。
3 手術
手術室に移動し、手術を行います。
白内障の手術時間は約10分です。
硝子体手術の時間は約30分~60分です。
4 安静
リカバリールームにて休憩していただきます。休憩が必要な時間は手術内容によって異なります。
5 帰宅
保護用メガネ(眼鏡をお持ちの方は不要)や点眼薬などを受け取って、ご帰宅です。
お気をつけてお帰りください。
- ご帰宅後の注意事項
- 医師の指示通りに薬を使用する必要があります。
当日の入浴、洗髪、洗顔はできませんが、手術によっては肩下からのシャワーが可能になります。顔の汚れが気になる際には、眼の周囲を避けて、濡れタオルで軽く拭く程度にします。お化粧や飲酒は控えてください。
なお、就寝時に保護用眼鏡を使用するなど、手術により帰宅後の注意事項は変わります。
術後のアフターケア
1手術当日
手術後はリカバリールームでお休みいただき、診察後にご帰宅とります。リカバリールームで過ごす時間は手術によって異なります。
手術後、眼がゴロゴロしたり、光がまぶしく感じられる場合がありますが、症状が強くなければ問題ありません。強い症状があったら、すぐに当院までご連絡ください。そのための緊急連絡先をお渡ししています。
ご帰宅したら、安静を心がけ、目を十分に休ませてください。
術後の検診では、視力検査や診療を行って状態をしっかり観察します。
2翌日検診
手術翌日に手術後の経過と状態を確認するために、必ず検診を受けていただいています。
31週間後検診
どんな手術でも、眼の状態が落ち着くまでには、しばらく時間がかかります。目に負担をかけることをできるだけ避けましょう。
この検診で問題がなければ、アイメイク、軽いスポーツ、サウナ・温泉・共同浴場の利用が可能となります。
41ヵ月後検診
個人差はありますが、手術後不安定だった見え方がこの頃から安定してきて、普段通りの生活ができるようになります。問題がなければ、スポーツ全般も可能になりますが、スポーツによっては注意事項があります。医師に相談してください。
53ヶ月後検診
安定してくる大事な時期ですので、見え方に支障がなくても必ず検診を受けてください。
66ヶ月後検診
良好な状態になっても、きちんとケアして進行を止めたり、再発を防止することが重要です。
71年後検診
1年後検診を受けた後は、毎年1度の検診をおすすめしています。